2006年12月27日
◆この世界を奥の奥で動かしているもは何か・・・(ファウスト)

◆この世界を奥の奥で動かしているもは何か。・・・(ファウスト)
ファウストが冒頭で語る言葉である。
後、こう続く。
「それが知りたい。そこではたらいているあらゆる力、あらゆる種子を見きわめたい。」
ファウストはあらゆることを学び、世界の本質を知りたい人物として登場する。
実はゲーテ自身のことでもある。
ゲーテは、詩人であり、小説家であり、科学者でもあり、政治家・思想家でもある。
あらゆることに関心を持ち、物事の本質を探究した人である。
私自身もこの世を成り立たせる原理を知りたいと、さまざまな書籍を読み耽ったことがあった。
そのときは、人生に不安があり、どう生きていいか迷っているときであった。
しかし、ゲーテには私のような迷いを感じない。
純粋に世界の本質を知りたいと思う純粋な気持ちではなかったか・・・。
彼を「目の人」という人がいる。
物事の本質を見抜く力があるからだ。
彼の言葉にハットさせられるのは、本質を見抜いた言葉だからかもしれない。

スサノヲ(スサノオ)